【第76回セミナー】破綻寸前の会社の資金繰りを改善するための 銀行へのリスケジュール交渉術レポート

 

1月14日に第76回「会員様限定セミナー」を開催（配信）いたしました。

 

講師は、川北英貴先生です。

 

 

テーマは、「破綻寸前の会社の資金繰りを改善するための銀行へのリスケジュール交渉術」というタイトルのセミナーでした。

 

 

さて、川北先生のセミナーを聞いてくだされば、リスケの基礎知識を理解することができます。

 

やはり基礎知識ってとても大切ですよ。

 

あくまでも吉田の個人的な見解なのですが、リスケのやり方って、分かっているようで意外と分かっていない専門家が多いのではないか・・・って感じております。

 

本当に理解していないのか？

 

それとも悪意？をもって、あえてそういうアドバイスをしているのか？・・・など、色々と考えさせられた経験があります。

 

どういうことかといいますと、川北先生のテキストP８「中途半端なリスケジュールはしない」を見てください。

 

まさに、ここに書かれている「中途半端なリスケジュール」のコンサルティングをしている専門家が少なからずいるような気がします。

 

3年くらい前だと思うのですが、ある再生コンサルさんのセミナーを聞きました。

 

・再生支援実績100％
・リスケの更新の成功率100％
・一度もリスケができなかったことはない！

 

と自画自賛しているコンサルさんでした。

 

しかしながら、その方がアドバイスしている事業再生は単なる「リスケ」のみであって、事業再生＝リスケではありません。

 

この方は、リスケ＝事業再生と認識しているようでした。（あえて、そのようにアピールしているだけかもしれません。）

 

さらにその方の手法は、川北先生が言っている「中途半端なリスケジュール」そのものでした！

 

たとえば、元金棚上げではなく、いくらかは返済するようなやり方です。

 

そして、厳しくなったら、またさらにリスケを申し出る。

 

これを2度、3度と繰り返していくようです。（ちなみに、その都度、報酬を請求するみたいです。）

 

そして、銀行さんには誠意のあるところには多く返済をする、というようなやり方でした。

 

「私は、リスケの失敗をしたことがありません。更新も100％成功しています。このようなコンサルタントはいませんよー！」

 

とセミナーでも自画自賛していましたね。

 

私は目が点になりましたが・・・（苦笑）

 

私の経験や知識とは真逆だったので、「色々なやり方があるのだろうなあ～」とさらっと流しましたが、先日の川北先生の話を聞いてふと思い出しました！

 

もちろん、リスケにも色々な考え方があると思います。

 

しかしながら、会員の皆様には、先日の川北先生やこれまで原田先生などが講義してくださった事業再生・リスケの考え方を基本として是非とも理解するようにしてください。

 

先日の川北先生のセミナーは、短い時間でエッセンスをまとめてくださったと思います。

 

是非、何度も聞いてください。

 

それと、川北先生の書籍もお勧めします。良書ですよ。

 

是非、皆さん、読んでみてください。

 

 

＜お知らせ＞

2月にはリクエスト勉強会を開催いたします。また別途ご連絡を差し上げます。

 

次回の「会員様限定セミナー」は2021年3月18日（木）になります。

 

講師は事業再生コンサルタントの原田先生です。

 

楽しみにしていてくださいね！

 

次回もオンライン配信になってしまいますが、ご理解くださいませ。

通常通り、約１か月前には一斉配信でお知らせいたします。